1.普通科か専門学科か 高校から大学へ進学するのであれば、普通科の高校を選んだ方がいいでしょう。 普通科は、中学校と同じように現代国語・古文・数学・英語・世界史・日本史・物理・化学などの一般教科を中心としたカリキュラムが組まれているため、将来何になりたいか進路がまだはっきり決まっていない人や、大学受験を考えている人には適しているといえます。 普通科高校では、もちろん高校によって異なりますが、大学受験のためのカリキュラムが組まれており、文系・理系などに分かれて授業を行ったり、進学別コース制を取り入れたり、進学相談を定期的に行ったりして進学指導に力を入れています。 高校からすぐ社会へ出て働くのであれば、専門知識を学び、資格取得の機会が与えられる専門学科を選んでもいいでしょう。専門学科には大きく分けて、商業科・工業科・農業科・家政科・水産科などがあります。学科によっては、在学中に資格が得られるため、関連業界への就職が非常に有利になります。ただし、最近では専門学科が相当細かく分かれているので、高校卒業後に自分がどういう職種につきたいのかがはっきりしていなければ、志望の学科は決められません。自分の適性をよく考え、じっくり検討する必要があります。 2.公立高校か私立高校か 公立高校は、都道府県や市、町などの地方公共団体が設立した高校ですから、教育方針や教育内容は標準的です。一方、私立高校は設立者の建学精神があり、これに基づいた教育方針を持っていて、個性あふれる学校教育を行っています。教育方針がさまざまですから、校風や規律も学校によって異なり、比較的自由な公立高校に比べると、校則の厳しい学校が多くあります。 私立高校で最近人気の高い学校は「大学付属高校」です。これらの高校では系列の大学への進学が優遇されているので、受験勉強に追われることなく学校生活を送ることができます。ところが、優先入学にも条件があって、その条件を満たさないと希望する学部に進めないこともあります。 3.男女共学か別学か 公立高校は一部を除き、基本的には共学です。男女が同じ環境で学習したり、クラブ活動を行うことによって、お互いに尊重し協調することを学ぶ、それが社会の自然の姿である、という考えがあるからです。 逆に私立高校の多くは男女別学制をとっています。共学校でも男女別々の校舎やクラスで授業を行う高校が多くあります。これは、男女の特性はそれぞれ異なっているので、学校教育を行うには別々の方が適しているという理由からです。 男女共学・別学にはそれぞれ良い所、不都合な所があります。自分白身の性格を考えて判断した方がいいでしょう。 4.自分の学力に合っているか 高校の勉強は一段と難しくなるので、自分から進んで学習しなければなりません。仮に、自分の学力より高い高校に入学できたとしても、授業についていくのが大変で結局落ちこぼれてしまうことにもなりかねません。逆に、自分の学力よりも低いレベルの高校へ入学しても、物足りないので自分のためになりません。大事なことは、自分の学力を正しく知ることです。自分の成績がどういう傾向で変わっているかをつかんでおきましょう。そして、それぞれに合った志望校選びをする必要があります。下降型の人は1ランク下げるとか、上昇型の人は思い切って1ランク上げるなどというのは自分の成績の動向を正しくつかんでいないとできません。 いずれにしても、志望校を突破できるための力をつけなければなりません。 5.通学環境・地域環境は適しているか 3年間その学校で毎日を過ごすのですから、高校の所在地が遠すぎたり、地域環境が自分に合わなかったりしたのでは、充実した高校生活を送ることはできません。いくら自分にピッタリした高校を見つけたとしても、片道2時間かかるようでは困ります。また、高校周辺の環境が悪くても、人格形成に良い影響は与えません。何度か行ってみて、3年間安心した通学ができるところかどうかを確かめましょう。 6.校風が合っているか 特に私立高校を選ぶのなら、その教育方針を知っておく必要があります。例えば、特定の宗教の理念に基づいて設立した高校は、1年間を通して宗教的な行事があります。しつけ教育に厳しかったり、その高校独自の伝統や校風があります。 資料を取り寄せたり、先輩がいれば話を聞いたり、高校訪問をしたりして、詳しく調べてみましょう。 |