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日本初!産業科高校,都立橘高校について
「産業科」って聞いたことありますか?普通科や商業科、工業科、農業科などは知っていても、「産業科」は知らない人が多いと思います。それもそのはず、日本で初めて設置された学科なのです。
昨年(平成19年度)に都立高校として八王子桑志と今回紹介する高校の2校が開校しました。
産業科とは
産業科とはそもそもどんな学科なのでしょう。工業科では機械や建築など「ものをつくること」を学び、商業科ではそのつくったものを「流通・販売」するビジネスについて学びます。産業科は、ものづくりから流通・販売までを幅広く学び、ビジネスのわかる技術者、技術と経営がわかる人材の育成を目指す学科です。
また、将来会社をつくったり、地域の産業の後継者となったり人材を育てることも大きな目的となっています。
橘高校の特色
キャリア教育を重視しており、1年生で「起業家精神と職業生活」、2年生で「キャリア情報」、3年生で「マネジメント演習」という科目を学習します。
「起業家精神と職業生活」では、仕事に対する考え方や自分にあった仕事の見つけ方、働くということの意味、仕事の種類、売買のしくみといった基本的なことから、ビジネスマナー、企業・創業にあたって留意することなど実践的なことまで幅広く学んでいきます。
「キャリア情報」では、企業活動を模擬体験し、自分の進路希望を実現する方法を学びます。
「マネジメント演習」では会社の経営者として仕入れから設備投資、営業など会社が成長するために必要な手法をマネジメントゲームを使って学びます。
1年生から「産業技術基礎」「ビジネス会計」「情報基礎」の工業系・商業系専門科目を学び、2年生の後期から選択科目が増えて、進路希望により「ものづくり」「流通・販売」「IT(情報技術)」系の科目を選んで学習することになります。
使える英語力を身につけること、これも橘高校の大きな特色の一つです。毎朝英語のリスニング練習を行う「エンジョイリスニング」を実施しています。短時間でも毎日続けることで英語を聞き取る力を育てています。また、3年生5月に実施されるオーストラリアへの海外修学旅行も実践的英語力育成のため行事です。このほか、国際交流も盛んで、昨年(H19年)にはオマーンから、今年(H20年)は台湾から高校生が訪問し、橘高校の生徒と交流しました。
国数英の3科は習熟度別授業を行っています。一般的に習熟度別授業というと、生徒の希望で基礎レベル、発展レベルを選ぶケースが多いのですが、橘ではすべて校内テストの結果でクラス分けしています。それだけ厳しいのですが、自分の学習レベルにあった授業を受けることになるので、かえって効率よい学習ができます。
取得できる検定試験の種類が多いというのも特色としてあげることができます。商業系の「日商簿記検定」「全商簿記」「ワープロ検定」などや、工業系の「アーク溶接」「製図基礎検定」「情報技術検定」、また、英検、漢検、数検などさまざまな検定の資格取得を奨励しています。
土曜日は補習・講習の日です。早稲田大学と提携して平成20年度は学生3人が無償で勉強をみてくれます。毎回100人ほどの生徒が参加しています。
学校の様子
現在、高2まで在籍しています。産業科の特色を理解し、会社を創ろうなど、目的意識をもって入学してきている生徒も多いのですが、入学してから自分の進路を決めよう、商業系・工業系にこだわらず学習していき、その中で自分に合った進路を見つけていこう、という生徒も多いようです。
新しい学校なので、自分で橘高校の伝統をつくっていこうという活発な生徒が多いためでしょうか、明るい雰囲気を持った学校です。
生活指導はかなり厳しく、茶髪や制服の着くずしなどは許可していません。
部活動の加入率は約70%です。文化・スポーツ推薦の募集種目である吹奏楽女子バスケットボールはもちろん、硬式野球(ユニフォームが7月上旬に完成し、夏の大会に参加しましたが、残念ながら初戦で敗退しました)や男子バスケットボールサッカーなどが部員も多く活発に活動しています。吹奏楽は橘商店街のイベントに参加する予定になっています。
入試について
平成20年度入試は以下のように行われました。
■平成20年度の選抜方法
一般推薦入試 一般入試(一次)
推薦枠 調査書点 面接点 入試科目 比率
50% 720点 300点 5科 6:4
■平成20年度入試の選抜状況
<一般推薦入試>
定員 応募 合格
男子 女子 倍率 男子 女子
105 61 56 117 1.11 53 52 105
<一般入試(第一次募集)>
定員 最終応募 受検 合格 入学手続き
男子 女子 倍率 男子 女子 倍率 男子 女子 実質倍率 男子 女子
105 88 41 129 1.23 86 40 126 1.20 72 36 108 1.17 71 36 107
推薦入試の応募倍率は1.11倍(前年度1.71倍)となり2年連続で低めの倍率となりました。
一般入試の応募倍率は1.23倍(前年度1.16倍)で、
前年度より若干あがっていますが普通科高校と比較すると高い倍率とはいえません。
推薦・一般入試ともこの2年間はやや緩やかな入試になっているといっていいでしょう。
文化・スポーツ推薦では、吹奏楽に2人、女子バスケットボールに1人応募し、全員合格しました。
応募者の多くは、普通科高校にするか、この産業科の橘にするかで選ぶ場合が多く、
専門学科高校の商業高校または工業高校か、この産業科の橘かで選んできている生徒は少ないようです。
推薦入試では男女約半数ずつ合格者を出していますが、
一般入試になると、応募者、合格者とも男子が多くなり、入学生も男子の方が多くなっています。
来春は倍率が上がる可能性もありますが、基礎を中心に中学校の勉強をしっかりやっていれば、
それほど心配する必要なないと思います。
むしろ、橘高校の三期生として、学校の伝統を自分たちでつくっていこうという意欲を持つことが重要です。
「文化・スポーツ等特別推薦」は吹奏楽と女子バスケットボールで実施しています。
<平成21年度の入試について>
「文化・スポーツ等特別推薦」は、昨年度までの「吹奏楽」と「女子バスケットボール」に加え、
「起業家育成」を新たに設けます。詳細については、10月1日(水)14時からの説明会で示されます。
もっと橘高校を知りたい人へ
ホームページ ● http://www.tachibana-h.metro.tokyo.jp/
月日 曜日 時刻 会場 備  考
1 6月28日 14時 本 校 終了
2 8月27日 14時 本 校 見学会・説明会
3 9月20日 14時 本 校 見学会・説明会
4 10月1日(都民の日) 14時 本 校 見学会・説明会
5 11月29日 14時 本 校 見学会・説明会
6 12月6日 14時 本 校 見学会・説明会
7 12月13日 14時 本 校 見学会・説明会
予約は不要です。
いずれの回も、午後1時30分受付、午後2時開始です。
志望校として考えてみようという人は、上記の見学会・説明会に参加して自分の目で学校を見ておきましょう。
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