入試に成功する冬休み生活術
冬休みは、受験生にとってはまとまった勉強時間が取れるラストチャンス。冬休みの努力次第で、志望校のランクを1つ上げることも決して不可能ではない。冬休みを100%利用するプランを考えてみよう。
冬休みは集中力アップで
みごとに志望校合格をはたした先輩に聞いて見ると,冬休みにがんばったから合格できたと話してくれる人が多い。追い込みの時期でもある冬休みは,1年を通じてがんばってきた先輩にとって,印象深く残っているからだろう。
今までたくわえてきた基礎力・応用力を総点検するのが冬休み。穴のあいている部分,水もれをしている部分をみつけて修理するようなもの。冬休みにグーンとはずみをつけて,入試を突破しよう。
受験勉強を集中的にやれるのは,この冬休みだけしか残っていない。冬休みが終われば,もう入試まで秒読み段階。受験生のキミにとって,なにか追いつめられたような気分になるのも当然だ。志望校に合格した先輩たちも今のキミと同じ気持ちで中学3年生の冬休みを迎えたはずだ。
でも冬休みを有効に使った先輩たちは,追いつめられたような気分を逆に利用したんだ。「背水の陣」ということばを知っているかな。中国の故事からきたことばで,兵隊の数で劣る軍の大将が,わざと深い川を背にして陣をはり,敵と向かい合った。味方は後ろへ下がれば深い川にのみこまれてしまうので,必死になって前に進み敵を打ち倒したというはなしだ。
人間は追いつめられると,実力以上の力がでることがある。集中力がでるからだ。キミも暗記のテストで前の日からやってもなかなか覚えられなかったのに,テストの前の休み時間に覚えたら,しっかりと記憶できたなんて経験があるだろう。先輩たちも,この追いつめられた緊張感を利用したわけだ。“この冬休みしかないんだ”と思うことで集中力をアップさせて,バリバリ勉強する作戦。キミも試してみては?
でも緊張を通り越してしまって,あせりになると逆効果。実力の半分もだせなくなるので要注意。
冬休みの勉強のポイント
冬休みは,年末のあわただしさと,正月ののんびりムードについつい引き込まれて,集中力を失いがちになる。冬休みを有効に使いきれなかった人のほとんどは,このムードにうかれてしまったことが原因。
勉強は集中力だと述べてきたけれど,冬休みほど集中力の必要なときはない。まわりの人は,コタツでテレビを見てのんびりしているのに,ひとり机に向かい勉強しなければならないのは,なんともやるせない気分になりがちだ。でもここは一番“自分は受験生なのだから”と自覚をもって勉強しよう。元旦から机に向かうくらいのファイトがほしい。
冬休みの勉強は,応用力・実践力づくりが中心になる。弱点はその場で応急手当をしながら進めていく。短期間だからできるだけ多くの勉強時間をとっておくことが大切だ。午前中に2時間,午後3時間,夜に3時間と,1日8時間は必要になる。これを目標にプランをたててみよう。
1日中家に閉じこもって勉強するだけでなく,外に出て講習会に参加するのもお勧めだ。講習会での勉強時間を加えての8時間であれば,家庭での学習も楽になるはず。
弱点を補強しよう
とっておきの弱点征服法は『テスト見直し作戦』。過去の定期テストやもぎテストなどを全部さがしだして,自分がどんな間違いをしていたかもう一度チェックしてみよう。つまらないケアレスミスなら本番でまたやらないように確認しておく。理解不足が原因なら,解答・解説をじっくり読んで解法をマスターする。
特に弱いと思う単元や分野の問題は,別のノートを用意し,問題文と解答・解説部分を切り抜いてはっておくとよい。いつでもどこでも,時間があれば何度も見直せるようにしておけば効果は倍増。自分だけの『弱点補強参考書』のできあがりだ。
この冬休みは、中学生活最後の冬休みでもある。体調を崩さぬよう、どうか有意義に過ごしてほしい。そして、年明けには、受験生のみなさん全員が志望校に合格できることを祈っている。