都立高校改革推進計画・新設置計画(案)について
6月27日都立高校改革推進計画・新配置計画(案)が下表の通りに発表されました。中高一貫教育校のほか,昼夜間定時制高校,産業高校など新しいタイプの高校が誕生します。中高一貫教育校の指定では,学区のトップ,2番手校が対象校となっており話題になりました。中高一貫校には3つのタイプがありますが,今回発表された一貫校は「中等教育学校」と「併設型」の2つのタイプに限定しています。「併設型」は高校段階でも募集をしますが,「中等教育学校」では高校募集はありません。どの高校がどちらのタイプの一貫校になるのかわかりませんが,いずれにしても高校入試に大きな影響を与えそうです。
一方で,学ぶことへの意欲がもてない生徒が都立高校に多く入学してきている現状を考え,教育課程を弾力化し,社会生活を送る上での基礎的・基本的は学力や規範意識などを身につけさせることを目的とした「エンカレッジスクール」の指定もありました。
中高一貫校など新しいタイプの高校の特色は次の通りです。

生徒の多様な希望に応える学校づくり(主なもの) 
中高一貫教育校
中等教育の複線化を進め都民のニーズに応えるとともに、様々な場面・分野でリーダーとなりうる人材を育成するため、中等教育学校(ひとつの学校として,6年間一体的に中高一貫教育を行うもの)及び併設型中高一貫教育校(同一の設置者による中学校と高校を接続したもの。併設する中学校からの進学者以外の者を受け入れることができる)を設置する。
昼夜間定時制高校
多様化する生徒の実態に対応し、全定併置の弊害を解消するため、三部制(午前・午後・夜間)の昼夜間定時制独立校を周辺の夜間定時制高校を統合して設置する。
産業高校
商品の生産から流通にいたる過程を総合的に学習する新しいタイプの専門高校。地域経済界の連携・協力を得て、幅広い知識を持った職業人や起業者の育成を目指す。
総合芸術高校
現在の芸術高校を改編し、現行の音楽科、美術科に加え、演劇科等新たな学科を設置し、芸術文化の様々な分野を支える人材を育成する。
エンカレッジスクール
力を発揮しきれずにいる生徒を受け入れ、社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身につけさせるため、基礎学習を中心に体験学習や選択授業を大幅にとりいれる。
足立東秋留台が指定された。


都立高校改革推進計画・新配置計画(案)における対象校一覧 
タイプ 内容 対象校
【募集停止校 】
中高一貫教育校 中野地区中高一貫6年制学校 ◎富士高校(全)
練馬地区中高一貫6年制学校 ◎大泉高校(全)
文京地区中高一貫6年制学校 ◎小石川高校(全)
台東地区中高一貫6年制学校 ◎白鴎高校(全)
墨田地区中高一貫6年制学校 ◎両国高校(全)
八王子地区中高一貫6年制学校 ◎南多摩高校(全)
立川地区中高一貫6年制学校 ◎北多摩高校(全)
武蔵野地区中高一貫6年制学校 ◎武蔵高校(全)
三鷹地区中高一貫6年制学校 ◎三鷹高校(全)
総合学科高校 北地区総合学科高校 ◎王子工業高校(全)
【王子工業高校(定)】
町田地区総合学科高校 ◎忠生高校(全)
町田高校(全日制家政科)
昼夜間定時制高校 中野地区チャレンジスクール ◎四谷商業高校(全・定)
鷺宮高校(定)・石神井高校(定)・大泉高校(定)
第四商業高校(定)
千代田地区昼夜間定時制高校
 (通信制併置)
◎一橋高校(全・定)
九段高校(定)・八潮高校(定)・戸山高校(定)
向丘高校(定)・小石川高校(定)・文京高校(定)
上野高校(通)
杉並地区昼夜間定時制高校 ◎荻窪高校(全・定)
新宿高校(定)・富士高校(定)・杉並高校(定)

武蔵高校(定)・三鷹高校(定)
台東地区昼夜間定時制高校 ◎台東商業高校(全・定)
上野高校(定)・両国高校(定)・墨田川高校(定)
小松川高校(定)・小岩高校(定)
八王子地区昼夜間定時制高校 ◎第二商業高校(定)
南多摩高校(定)・富士森高校(定)
八王子工業高校(定)
産業高校 墨田地区産業高校 向島商業高校(全・定)
◎向島工業高校(全・定)
八王子地区産業高校 第二商業高校(全)
◎八王子工業高校(全)
科学技術 小金井地区工業高校(科学技術高校) ◎小金井工業高校(全)
芸術総合 総合芸術高校 芸術高校(全)
専門学校新タイプ 大田地区商業高校 赤坂高校(全)
市ヶ谷商業高校(全)
◎※南高校敷地
  日本橋高校(全)
(移転) ◎※向島商業高校敷地
  【大島高校南分教場(定)】(廃止)
◎:設置場所
*中高一貫6年制学校とは、中等教育学校又は併設型中高一貫教育校をいう。
*本案については、10月の教育委員会で決定する。